【タミヤ 1/35 No.88】IV号駆逐戦車 ラング L/70 ドイツ軍 プラモデル 1970年代金型 未組立

【タミヤ 1/35 No.88】IV号駆逐戦車 ラング L/70 ドイツ軍 プラモデル 1970年代金型 未組立 收藏

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ごあいさつ

ご覧いただきありがとうございます。
コレクション整理のため、タミヤ製の歴史的プラモデルを出品いたします。模型の魅力だけでなく、そこに刻まれた「時代」や「開発者の思い」もお届けできれば幸いです。

商品名

【タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.88】
ドイツ・IV号駆逐戦車 ラング(JAGDPANZER IV L/70 LANG)

商品説明

本キットは、1976年に発売されたタミヤMMシリーズNo.88。
第二次世界大戦中に登場した「IV号駆逐戦車ラング」を、タミヤがまだ模型を“教育教材”として捉えていた時代に設計された、味わい深い一品です。
IV号戦車のシャーシにパンターと同じ75mm長砲身(L/70)砲を搭載し、防御戦主体となった戦局下でのドイツ軍を象徴する“伏撃戦車”でした。

キット内容

  • ランナー複数(すべて未開封)
  • ゴム製キャタピラ(帯状)
  • デカール1枚(戦術番号・バルケンクロイツ〔国籍マーク〕・部隊章など)
  • 組立説明書2部(保存状態良好)
  • 戦車兵フィギュア1体(立ちポーズ)
  • 側面装甲「シュルツェン」付属

キャタピラ仕様

柔軟性に優れたゴム製帯タイプを採用。履帯の“たるみ”も表現しやすく、初級者にも扱いやすい構成です。

状態

未組立・未塗装の良品です。
外箱に軽い経年スレはありますが、全体的にきれいでコレクションとしても安心です。
デカールも発色良好で、保管状態は良かったと思います。

発送方法

「おてがる配送(ゆうパック)」80サイズにて発送予定。
同日落札分については同梱発送も可能です。お気軽にお声かけください。

歴史解説:IV号駆逐戦車ラングとは

1944年、戦局が守勢に傾いたドイツ軍は、パンター砲塔と同じ75mm L/70砲を固定戦闘室に搭載した駆逐戦車「ラング」を投入。
この戦車は、待ち伏せ戦術に適した低いシルエットと高貫通力砲を備え、M4シャーマンやT-34に対して1,000m以上の距離から撃破できる能力を発揮しました。
戦場では“進撃する戦車”ではなく、“捨て身の狙撃手”として、時には擱座状態で砲台としても活躍。限られた資源と人員の中で、合理化の極みに達した車両です。

乗員構成と戦術的特徴

IV号戦車の5名編成に対し、ラングは車長・砲手・装填手・操縦手の4名体制
砲塔が廃された分だけ車体が軽量化され、攻撃力に重点が置かれましたが、機動性や索敵面での制約から、戦場では高い戦術判断が求められた車両でもあります。

搭載砲弾と弾種構成

搭載数は約60発。用途に応じて以下のような構成がなされました:
  • 徹甲榴弾(APHE, Pzgr.39):対戦車用の主力。着弾後に炸裂。
  • 榴弾(HE):歩兵や建物向け。市街戦や掃討戦で使用。
  • 硬芯徹甲弾(APCR):高貫通だが限定数。重装甲目標に対し使用。
  • 作戦により、搭載比率も柔軟に調整されました。

金型と模型的視点

車体下部には、IV号戦車H型の金型がそのまま使用されており、裏面にはモーターライズ時代の名残として、電池ボックスやスイッチスリットのモールドが残っています。
これは、タミヤが模型を“動かして楽しむ時代”から“リアルを追求する時代”へと移行していった過渡期を象徴するものです。
開発者の知恵と情熱、そして技術の変遷を感じ取れる“模型的価値”のあるパーツでもあります。

ひとこと

このラングは、まさに「模型の原点」に立ち返らせてくれる一台です。
ただ組み立てるだけでなく、「なぜこう設計されたのか」「戦場でどう使われたのか」まで考えさせられる、そんな奥行きがあります。
時代を超えて模型棚に眠っていたこのキットが、次のモデラーさんの手で再び命を吹き込まれることを願っています。


(2025年 6月 29日 5時 22分 追加)
昔作ったものがありましたので写真追加します。
参考になれば。
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